二本松の自生の藤

二本松市の魅力

先日、訪問作業を終えて帰社する道すがら、自生の藤があちらこちらに咲いていることに気付き写真に収めてみました。この日は天気がよく、空には雲が多めでしたがそれでも日差しが強く、新緑の季節を感じる清々しい空気に覆われていました。

まあ普段カメラなんぞ持ち歩いていないのでスマホで撮ったのですが、強い日差しのせいで液晶画面は明るさMAX設定でも全然見えなくて、だいたいこんな感じかなとシャッターボタンを押しましたところ逆光がレンズに入って残念なことに。被写体まで距離があるし、何を撮ったかわからない写真になってしまいました。

これは同じ場所から違う方向を撮った写真。あっちの方にも藤があるなと。逆光は避けられましたが被写体が遠すぎてよくわかりません。空がいい感じですが藤が小さすぎですね。

先ほどの場所から車を走らせること数分、こんもりとした山の上に藤がいっぱい。でもここ交差点付近なんで信号機柱やら道路案内標識が邪魔。

交差点付近の反対側にも藤が。こちらは逆光方向なので画像が汚いですね。すぐそこに見えますが、咲いているのが川の向こうなのでこれ以上は近付けません。

そしてさらに車を走らせると、道路から近めの場所に藤発見!

おおすごい!こんなに近くに。

逆光方向ですが、木々の葉が日差しを遮ってくれてるのでまあまあきれいに撮れました。

撮ってきた写真をチェックしながら藤について調べてみると、日本の自生の藤は主にノダフジとヤマフジで、花の色やツルの巻き方で見分けることが可能だとか。ヤマフジの方は花の色が濃くて派手な感じで、前出の写真の藤の特徴とちょっと違うので私が見たのはおそらくノダフジかと。そもそもヤマフジは温暖な地域で育つ植物とのことでして、兵庫県以西やら関東南部以西やら諸説ありますが、京都で確認されたとか三浦半島で咲いているとか山形でそれらしいものがとかいろいろ情報がでてくるので本当のところはわかりません。このところの地球温暖化の影響で分布域の北限がかわってしまっているのかもしれませんね。もしかするとここ二本松の地でもノダフジとヤマフジの共演が楽しめる日が来るかも。まあそんなことになったら喜んではいられない状況なんでしょうが、来たるべき日のためにもっとも簡単なツルによる両者の見分け方を書き残しておきましょう。

  • ノダフジ:側面から見たときツルが左上がりに巻いていく左巻き(上から見ると時計回り(右回り))
  • ヤマフジ:側面から見たときツルが右上がりに巻いていく右巻き(上から見ると反時計回り(左回り))

図を描くがのたいへんなので、文字だけじゃ解らないよという方は「ノダフジ ヤマフジ つる」で画像検索でもしてください。なお、巻き方については上から見て右回りを右巻き、左回りを左巻きだと説明しているサイトもあるので注意が必要です。ヤマフジはアサガオと同じ右上がり方向にツルを巻くのですが、この巻き方を日本植物学会「学術用語集植物学編」(1956年)で「右巻き」と訳し決着したかと思いきや、植物学者は習慣的に同様の巻き方を「左巻き」と呼ぶそうです。観察者からだと右へ右へ育っていきますし、植物自身からだと左へ左へと巻いていくので、どちらの表現もアリといえばアリなんですかね。

残念ながら今回撮ってきた写真にはツルの巻き方がわかるものが一枚もなかったです。いかに花部分をきれいに撮ってやろうかというときにわざわざツルなんて撮らないですし。また今度同じ場所を訪れる機会があれば注意深く観察してみましょうかね…たぶん。

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