〇〇の秋

日常

10月に入り、ようやく夏の暑さから解放され、程よく乾燥し、過ごしやすい季節になってきました。山の木々を見ても、段々と色づき始め、視覚的にも秋を感じられるようになってきた気がします。
今年は梅雨明けが遅かった分、夏が短く、秋が長く感じられるかもしれません。

ところで、秋を表現することばで「〇〇の秋」というものが有ります。
調べてみると、10種類以上の表現があるそうで、他の季節と比較してもこれだけ多くの表現があるのは、秋特有のもののようです。
やっぱり秋は、だれにとっても特別な季節なのかもしれません。

ちなみに、人によって「〇〇の秋」の〇〇に入る言葉は変わってくると思いますが、おそらく1番しっくりくるのは、「食欲」ではないでしょうか?
海の幸、山の幸がふんだんに味わえるのも、この季節ならではのことで、特に「秋サンマ」は、誰でも楽しめる食材の代表格と言えると思います。

そのサンマ、近年不漁が続いており、価格が高騰しています。
今年7月に北海道釧路市で初水揚げされたサンマはなんと、店頭で一匹当たり約6000円の高値で販売されました。もう、気軽に楽しめる庶民の魚とは言えない金額です。
不漁の原因はいくつかあるようですが、日本近海の海水温の上昇もその一つのようです。

これまで「大衆魚」と言われたサンマも、このままでは高級魚の仲間入りをする日は、そう遠くないような気がします。「大衆魚」「食欲の秋」の食材の代表格と言えるサンマが高級魚になることなんて、だれも望んでいないこと。
大衆魚は大衆魚のままで、秋の食材の代表格であり続けてほしいものです。
サンマ!カムバーック!




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