晴れの特異日

日常

少し前の休日、朝から少々頭痛がしてゴロンと横になっていたときのこと。静かな部屋の中にわずかに外の雨音が混じり込んでちょっぴり心地よい静寂を体感しておりましたところ、「あれ?今日は10月10日なのに雨が降ってるんだな・・・」と頭の中に何かが降りてきたのですが体調不良なので先送り。

数日後に思い出してちょちょいと調べてみると10月10日は晴れの特異日ではないことが判明。長らく間違った情報を信じ込んでいたんですね。10月10日といえば1964年に開催された東京オリンピックの開会式の日で後に体育の日という祝日になったんですが、東京オリンピックの開催時期が「秋晴れ」の10月に決まり、開会式は「土曜日」「晴れる確率が高い日」などといういくつかの条件が重なった10日が選ばれたということらしいです。晴れの特異日だから選ばれたなんて嘘っぱちはいったいどこから出てきたんだろう。そんなテレビ番組か何かがあったような気がしないでもないけど、今となっては忘却の彼方。

さて、だったら晴れの特異日はいつなのよ?ってなるわけですが、日本だと「1月16日」「3月14日」「6月1日」「11月3日」だそうです。4回もあるのね。まあいずれにしても日本中が同じ天気なわけじゃないですし、特異日云々なんてのは大方首都東京あたりのお話なんですよね。

じゃあここ二本松市ならどうなのよ?ってことになるんですが、二本松市のデータはないらしいので、お隣福島市のデータで調査開始!要するに「中通り」のってことですね。開始早々大雑把になってきましたが、、県内の天気予報なんてこんなに広い福島県を3つの地域にまとめちゃってるくらいのもんなんですから気にしない気にしない。

というか、そもそも天気ってなんなのよ?って話ですよね。「快晴」「晴れ」「曇」は雲量で、「雨」は降水量でとかいろいろと複雑なようです。今回は晴れの日に関して調べるので雲量に注目してみましょう。平均して雲量が少なければ晴れの日が多かったってことで。

さっそく気象庁のサイトからデータをダウンロード。過去50年分くらいあれば十分でしょう・・・たぶん。18262日分の雲量データをExcelに突っ込んで「晴れが期待できる日TOP30」を作ってみました。ジャーン!

50年分の平均値なんでならされちゃって大差はつかないんですが、こうしてみると「11月4日」が頭一つ飛び出している感じですね。
ということで、二本松市を含む福島県中通り地方の晴れの特異日は「11月4日」に決定!
あと2週間ほどでやってくるわけですが、今年はどのような天気になるのか今から楽しみですね。

ついでに「月別晴れが期待できる日TOP30出現回数表」を作ってみましたが、11月すごい!圧倒的ですね。木枯らしピープー吹いて冬へまっしぐらなイメージの霜月でしたが意外でしたね。寒いのに晴れ間が多いから霜が降りちゃうのかも。

最後にもうひとつおまけで「晴れが期待できない日TOP30」を。どうしちゃったんだい「6月21日」。やっぱり梅雨の季節だからですかねえ。紫陽花とカタツムリが喜びそうな雲量ですが、実はカタツムリは溺れないように雨から逃げて人目に着くような高さまで登ってくるんですって。生きるって大変なのね。

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