安達太良山

二本松市の魅力, 日常

冬は寒いですね。毎年同じことを言ってます。寒いのは苦手なんですよ。暖房費かかるし。今のところ負担軽減策のおかげでしょうか、前年とさほど変わらないようですが。補助打ち切り後の未来が恐いですね。

さて今回は凍てついた脳ミソに衝撃が走った話しなんですが、最近郡山市をGoogleマップで見る機会がありまして、といっても細かい地域とかではなく、だいたいの大きさとか形状を。まあ普通に「うーん、でっかい市だなあ」という感想。西部は猪苗代湖の南側で会津若松市に接しているんですね。そこは湖南と呼ばれている地域で天気予報なんかだと会津地方になっているのを見たことがあります。東部というか南東部もいわき方面にぐいぐい伸びてる形。

で、郡山市北部なんですが、本宮市と接している辺りはまあまあ私の頭の中のイメージと一致してるんですが、そのちょっと西側の部分、とんでもなく北にびよーんと伸びているんですよ。福島市と接しているんじゃないかってくらい。どれどれとGoogleマップを拡大していくと、二本松市と猪苗代町に2kmくらい阻まれて接していなかったんですね。でも意外と近接してるんだなと。はい、ここまでは別に衝撃的ではないですね。

拡大された4市町が、いやいやもうひとつギリギリまで攻め上がってきている大玉村も含めて5市町村がせめぎ合ってる部分をまじまじと眺めているとですね、なんと安達太良山と書かれたマーカーが・・・郡山市?!衝撃が走りました。安達太良山山頂って二本松市じゃないの?いや待てよ、山頂にマーカーがあるとは限らないのでは?航空写真レイヤに切り替えて拡大してみる、がしかし、上空から見たことないから判断できません。登山道はストリートビュー使えんの?はい、使えました。道路用じゃなくて店内とか見れるやつみたいな点々の。マップを最大まで拡大してマーカー直下の点に人型アイコン「ペグマン」を慎重に投入。あら、もろ山頂じゃん。そこに写ってる皆さん、頂を征服して実に良いお顔をしてらっしゃいますね。普段着でちょっと散歩みたいな方もいらっしゃいますが。
リンク:安達太良山(Googleマップ)

私自身はまったく登山とかしないんで山のことには疎いんですが、安達太良山は岳温泉の先のあだたら高原スキー場辺りから登るものだと思い込んでいました。そんなことから単純に二本松市の山だという観念が。安達太良山の登山ルートを調べてみるといろいろあるんですね。塩沢温泉から、大玉村の県民の森から、福島市の野地温泉から、猪苗代町の横向温泉や沼尻温泉から。そして郡山市側から登るルートもあるんですね。県道24号、母成グリーンラインと言った方がわかりやすいでしょうか、郡山方面から入って道がクネクネするあたりから登るルートがあるんですね。あだたら高原スキー場から登るルートの3~4倍くらいはかかりそうな登山ルートとなっています。

まあある程度標高のある山は複数地域にまたがっていることはよくありますよね。分水嶺という隔たりと水源によって各方面に人々の営みの場が生まれるわけですから。そしてその頂付近は信仰の対象となったりするわけです。祠を作ってお参りしたり。安達太良山は「日本紀略」や「万葉集」にも書かれるほど古くから親しまれている山なんですね。私が通っていた小学校と中学校、どちらも校歌の歌詞に「安達太良」が入っていた記憶がよみがえってきました。育ち盛りにしっかりと刷り込まれていましたよ。そういや遠足で登ったんだっけかな。

信仰といえば・・・話しは脱線しますが、福島県の地図で喜多方市の北西あたりにヒモのようなものが伸びているの見たことはありませんか。その昔、廃藩置県後のなんやかんや(※)により飯豊山山頂を含む地域が福島県ではなくなることになったのですが、その地域と隣接する地域(現在の喜多方市)にある飯豊山神社のお宮が麓と山頂付近にありまして、それらは二つで一つのお宮だということで地域ぐるみで譲らなかった結果、新潟県と山形県の県境に福島県が一番狭いところでは3尺ほどの幅で飯豊山山頂一帯までぐいぐい割り込んでいったことによるものだそうですよ。その現場では片足は新潟県、もう片足は山形県を踏みしめながら福島県を跨ぐことができるんですって。興味のある方は行ってらっしゃい!
(※なんやかんやの流れ:廃藩置県→会津地方は県庁が遠過ぎぎなので独立したい(分県運動)→県庁を郡山市に移転したらいいんじゃね?→中央政府が独立も県庁移転も却下する代わりに県庁から遠くて不便な地域を新潟県に移管)
リンク:飯豊山(Googleマップ)

話しを戻しまして、二本松市を代表する風景である安達太良山の稜線、そしてそこに見えるボコっとした山頂。あの頂は郡山市なんですね。二本松市からすると郡山市は南方に位置しているというイメージですが、西側も郡山市だったとは。しかも山頂付近で接しているから不思議な感じ。

二本松市といえば智恵子抄で有名な智恵子推しなわけです。いやそれ最近まで安達郡安達町じゃね?というのは野暮というもの。智恵子が見ていた「ほんとの空」とは安達太良山(阿多多羅山)上空の青い空のことなんですって。その風景を毎日見ることのできる環境にいますと、さほどありがたいものでもないような気はしますが、おそらくこの地域を遠く離れて暮らすことがあるとすれば、そんな時に思い出すなつかしい風景のひとつになるのかもしれませんね。

智恵子大橋から望む名峰「安達太良山」

目と鼻の先にある安達太良山、暖かい季節になったら登ってみようかなあ・・・多分登りません。

Archive

検索