コスモス

日常

ここ数日、朝晩がひんやりしてとても過ごしやすく、日中はまだまだ暑いですが、空には羊の群れが現れはじめ、少しずつ秋の入り口が見えてきているようです。皆様、中秋の名月はご覧になりましたか。今年は昨晩9月29日だったそうです。私は仕事帰りにチラっと見ましたが、普段見る満月となんら代り映えしないお月様でした。う~ん、名月・・・。お空のお月様もいいですが、この季節、やっぱりおいしくいただける月が気になりますよね。言わずもがな月見バーガーのことですが、今秋は2回いただきました。七味香る牛すき月見、たいへん美味しゅうございました。

さてこの季節、道端にはコスモスが咲き綻び、華やかな初秋を彩っていますね。白、淡いピンク、濃いピンク、かわいらしい花びらたちが目を楽しませてくれます。漢字で書くと「秋桜」。私は昭和の人間なのでさっきから頭の中で山口百恵やさだまさしが歌いっぱなしの状態です。

コスモスは花びらが8つ、整然とバランスよく並んでいる様からギリシャ語の「調和」(kosmos)と名づけられたとのこと。この花を彩るこの8つの部分は本当の花びらではなく「舌状花」というものだそうです。では本物の花びら「花弁」はどこにあるかというと、中央の「筒状花」という部分に、雄しべ雌しべを取り囲むように小さな5枚の花弁があるんですって・・・「調和」どこいった。まあ見た目が大事なんですよ見た目が。

「コスモス」はギリシャ語では「宇宙の秩序」、ラテン語では「秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙」という意味もあり、道端に咲く花から一気にとてつもない領域の世界へといざなってくれる夢溢れるワードなんですね。対義語は「カオス」ですし、もう我々人類の力など到底及ばない、けっして踏み入ってはいけない危うさを感じさせる・・・花?

ということで、宇宙といえば「コスモス」、いや違いますね「スペース」?「ユニバース」?さっそく調査。

  • 「スペース」(英:space)
    地球の大気圏外の宇宙空間(地球を含まない)
    地球に近い宇宙
  • 「ユニバース」(英:universe)
    宇宙全体(すべての天体を含む)
    存在するすべてのもの
  • 「コスモス」(英:cosmos)
    秩序ある宇宙
    宇宙観を表す学術的な単語

ふ~ん、そうなんだ。英語はたいへんですね。宇宙は宇宙でいいじゃないの。と、ふと見上げた夜空に浮かぶ月、その淡い光に感じます、「コスモス」を。ベーコン(豚)・たまご(鶏)・チーズ(牛)・パティ(牛)・牛すき(牛)、どちらかというと「カオス」を感じちゃいますね。もう一回食べに行ってこようかなあ。私的にはやはりこちらが名月なのです。

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