2021 七夕

日常

7月、2021年も後半に入りました。最近は雨の日が多いですね。東北地方南部は6月19日ごろに梅雨入り、平年並みだった昨年よりも少し遅かったみたい。東北南部の梅雨明けは平年だと7月24日ごろなんですがどうなんでしょうか、梅雨入りと同じように後ろにずれるんでしょうかね。雨で思い出しましたが先日二本松市で雨に混じって雹が降りましたね。今調べたら6月15日だったようです。ものすごい音でびっくりしました。小粒の雹だったので大きな被害はなかったようですが、自然の力ってなんか怖いですね。

さて本日7月7日といえば七夕ですが、皆様短冊に願いを書いて笹の葉(枝?)にくくりつけたりしましたでしょうか。私は風習とかあまり興味がないのでやりませんが、子供の頃に通っていた園か学校か何かの行事としてそんなことをした記憶があります。当時短冊になにを書いたかは憶えてませんが、折り紙で提灯みたいなのを作って飾ったことは憶えています。「たなばたさま」をクラスメイトと一緒に歌った記憶もありますね。「のきば」とか「すなご」とかなんだかわけのわからないワードを気にもせず歌ってました。

織姫と彦星のストーリーもその頃からなんとなくではありますが知ってはいました。夜空を見上げてどの星が織姫でどの星が彦星かとかはそこまで興味もないので知りませんが。ササッと調べてみると織姫はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイル、これにはくちょう座のデネブを加えると皆様ご存知の夏の大三角なんですね。ストーリーで天の川に橋をかけるカササギがデネブだといわれることもあるそうです。

カササギは雨が降って川を渡れなくなったときに橋をかけてくれるというストーリーもあり、じゃあ逆に雨が降らないときはどうやって川を渡るの?ということになるんですが、この場合は船に乗って渡るらしいです。太陽暦の今日だと未明の午前2時ごろに薄っぺらい月齢26.7ほどの下弦の月が出ますんで、7日の夜には月はすでに沈んでますから船は無しってことになっちゃいます。どうすんの?梅雨だから雨に期待してカササギ橋を召喚するのか。

もともと東洋の各国は月をもとにした太陰暦を使用していたので、毎月7日は割としっかり目の上弦の月が出現することになるんですね。でも上弦の月じゃ船が逆さまで乗れないじゃんって思っちゃいません?ご安心ください、上弦の月は昼頃に出て夕方に南中して深夜に沈むというパターンですので、太陰暦7日の夜は明るい部分が下側になってちゃんと船に乗れるように見えるんですよ。まあ実際はだいぶ斜めですけどね。

で、2021年の太陰暦7月7日はいつなのかっていうと国立天文台が2001年から「伝統的七夕」というのを広く報じていまして、それによると今年は8月14日だそうです。この日の20時ごろにはベガとアルタイルが空高く輝きます。晴れていればですがね。このとき上弦の月は南西の空、織姫側にあります。翌日、翌々日と同じ時間に空を見ると月の位置がだんだん東にずれていって天の川を渡るような感じに見えるんだとか。まあそれってすでに7月7日ではないので1日だけ会うことができるストーリーとは食い違っちゃいますがね。そもそも二つの星は15光年ほど離れているのでアレなんですが。

ということで、8月14日が楽しみになっちゃいましたね。ひと月以上も先のことなんで、たぶんいつものように忘れてると思いますが。とりあえず応援だけはしておきましょう。頑張れ織姫!頑張れ彦星!ちゃんと会えるといいですね!

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