2021 節分

日常

皆さま、豆はまかれましたでしょうか。
1月上旬、スーパーへ買い物に行くと節分コーナーがありまして、今年は124年ぶりに2月2日が節分ですよというPOPが目に飛び込んできました。季節の行事にうとい私はその時は「ああそうなんだ」くらいにしか思いませんでした。で、ひと月ほど経った節分の翌日2月3日の朝に車に乗り込むとカーナビが「今日は節分です」と。おやおやカーナビも間違えるくらい節分の日がずれるのはまれなことなんでしょうかね。ちょっと気になったので遅くなりましたが節分の話題を。

私が子供の頃は節分の日は年によって違ってた記憶があり、ずれてあたりまえな感覚だったんですが、調べてみたら1984年の2月4日の節分以降は2月3日の節分が36回も続いたんですって。そりゃカーナビも間違えるわってくらい長い期間ずれなかったんですね。いつの頃からか節分の日など関心がなくなっていたので気がつきませんでした。

節分は立春の前日なので、立春がずれると節分もずれるんですね。立春は春分や秋分などの二十四節気の1つ。春分の日や秋分の日って年によってずれますよね。それと同じでずれてあたりまえなんですが、たまたまずれない期間が長く続いていたんですね。

では、いったいなんでずれるのか。1太陽年が365.2422日で、4年で1日ほどずれるので4年に1度1日多いうるう年にして調整するんですが、それだと4年で45分ほど多くて400年だと3日分ほど多くなってしまうので100で割り切れる年はうるう年にしないで、でも400で割り切れる年はやっぱりうるう年にして誤差をうまい具合に調整してるんですね。で、年によって誤差がプラスだったりマイナスだったり、それが大きかったり小さかったりするので、太陽黄経とやらが315度になる立春の日がずれてしまって節分もずれるってことになるんですね。

37年ぶりにずれた節分ですが、どうやらずれモードに突入したのでこの先しばらくずれパターンが続くみたいです。来年からはまた2月3日に戻りますがこの先30年くらいは4年に1度は2月2日になりその先はどんどん2月2日になる割合が増えていくそうです。なんだか124年ぶりの2月2日の節分の物珍しさが目減りしちゃう感じですね。つぎに後ろ側、つまり2月4日にずれるのは2101年以降みたい。どちらかっていうと1984年までの2月4日の節分が貴重だったんだなと思えてきました。あの頃なにしてたっけかなあ・・・。

昔のことを思い出して懐かしんでいたら久しぶりに豆まきでもしてみようかなって気分になってきました。さてさてつぎの節分は・・・はい、なんと5月4日なんですよ。立春だけではなく立夏・立秋・立冬の前日も節分なので年に4回もあるんですね。まあでもその頃には節分のことなどすっかり忘れてそう。スーパーの節分コーナーは2月3日にはバレンタインデー&ひな祭りコーナーに変わってて、節分の雰囲気を感じさせるものは見当たりません。ああでも惣菜コーナーの太巻きでも見たら思い出すかも。

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