ショックな出来事!

日常

先月10月6日、ある天才ギタリストが亡くなった。ギターの革命児、エディ・ヴァン・ヘイレンその人である。ロックを聴く人や、ギターを弾く人で、知らない人はいないのではないかと思うほど、世界的に有名なギタリストである。
がんとの闘病の末ということだが、まだ65歳という年齢を考えると、早すぎる死と言わざるを得ない。

ヴァン・ヘイレンを初めて聴いたのは、デビュー作の「炎の導火線」だが、ギターサウンドはもちろん、アルバムに収録されている「暗闇の爆撃(Eruption)」を聴いた時の衝撃は、今でも鮮明に覚えている。
      「この曲はいったい、どうやって弾いてるんだ?」
今ではギターの弾き方など、YouTubeなどの映像で確認できるが、当時はそういった手段が無く、後に、ライトハンド奏法(タッピング)という弾き方で弾いていることを知ることになる。

この両手の指でギターを弾くやり方、2008年にどうしてこんな奏法を始めたのかと訊かれ、エディはこんなことを言っている。
「自分もこんな感じにできるなと思ったんだ。あと、聴く方には僕がこの指か、それともこっちの方の指を使ってこの音を鳴らしているかは多分わからないだろうな、ともね。でも、絶対すげえとは思ってもらえるだろう。お前さんでっかい手でも持ってるのか?指は何本だ?みたいな。そういうのって圧倒的だろ?」と

今では当たり前のように使われているライトハンド奏法、その奏法を生み出し、使いこなしたエディ・ヴァン・ヘイレンが天才ギタリストであることは、疑う余地がないことである。もう二度と、このような天才ギタリストが現れることはないと思えるのは、自分だけなのか?
さよならエディ。そして、アリガトウ!

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