警告:ドライバーの更新?【迷惑ソフト】
突然今まで見たことのないパソコンのエラーなどの警告メッセージが表示されるようになったら、迷惑ソフトが原因かもしれません。
迷惑ソフトとは
迷惑ソフトとは、パソコンのシステム破損やウイルスに感染している等、不安を煽るような表示をし、有料ソフトのインストールを勧めてくるなどの特徴があります。
フリーソフトをダウンロードする時に紛れ込んでいるのに気付かず、一緒にダウンロードしてしまったりすることが多いようです。
しかもウイルスやスパイウエア・マルウエアのようにパソコンに直接の被害がないので、セキュリティソフトでは完全に防ぐことが難しい厄介な代物です。
当社のお客様の場合、「WinZip Driver Updater」というソフトがインストールされていることが多いです。
WinZip Driver Updaterはパソコンのドライバソフトのバージョンを調べて、更新が必要なものを教えてくれる便利ソフト…?と思いきや、不安を煽って有償版のソフトを購入させようとする迷惑ソフトです。
パソコンを起動する度にポップアップで警告してくる上に、常駐ソフトなのでパソコンの動きが遅くなったりする可能性もあります。
「WinZip Driver Updater」の「WinZip」といえば、同じ名前の有名な圧縮・解凍ソフトがあります。
圧縮ファイルの種類で拡張子が”.zip”のものです。
どちらも同じCorel社のソフトなのですが、「WinZip Driver Updater」のほうは迷惑ソフトなんです。
有名なソフトと同じ会社だからといっても油断できないですね…。
迷惑ソフトはWinZip Driver Updater以外にもたくさんあります。
中でも報告例が多く悪質なものを一例として挙げておきます。
中には金銭だけなく個人情報まで抜き取ろうとするものもあるようです。
・WinZip Driver Updater
・Driver Updater
・Malware Crusher
・Simple Driver Updater
・AutoFixer Pro 2018
・Identity Protector
*上記はあくまでも迷惑ソフトとして報告されているものの一部です
【迷惑ソフトへの対策】
- フリーソフト等をインストールする時には、セットアップ画面をよく確認する
セットアップの項目に紛れ込んでいることがあるので確認せずに「次へ」を連打しない - 安全性を確認できないソフトを安易にインストールしない
たとえ無料でもインストールする前に必ず安全性と必要性を確認する - インストールした心当たりのない不審なソフトを見つけたら、インターネットで検索する
大体の害のあるソフトは対処法まで確認できる - 表示された連絡先に不用意に電話したり、ソフトをインストールや購入しない
「煽り文句=詐欺」だと思って対処する - 迷惑ソフトがインストールされていたら、すぐにアンインストールをする
【迷惑ソフトのアンインストール方法】
1.画面右下の「Windowsスタートメニュー」をクリック
その上に表示される「設定」(歯車のマーク)をクリック
2.設定画面が表示
その中にある「アプリ」をクリック
3.「アプリと機能」が表示
真ん中に表示されたリストから削除したいプログラムをクリック
さらに「アンインストール」をクリック
4.再度アンインストールの確認メッセージが出るので、もう一度アンインストールをクリック
*迷惑ソフトの場合、途中でアンインストールを引き留めるような表示が出ることがありますが、無視して大丈夫です!もちろんコールセンターへも電話しないでください。
本当にしつこいんです。
基本的にWindowsは自動で更新してくれますし、ドライバーの更新は不具合がなければそのままでも大丈夫です。必要があれば、そのドライバーからの通知が来ます。
突然表示される不安を煽るようなメッセージにはくれぐれもご注意を!